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猫と結婚したい大学生。プロフィールのアイコンは『エマ』のハキムが飼ってる象 from 眠りの園(http://kamakura.cool.ne.jp/chaccu/)。

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さあ、にっこりしろよ。明日よりは今日がましさ。
レビュー『さらば、財務省!』
 さて、PCがぶっ壊れている期間、何をしていたかというと、本を読んでいたのです。僕はTVの視聴や音楽鑑賞もPCを使っていたので、PCがなくなると自宅でできることといえば本を読むことしかない。てことで読みました、たくさん。

 漫画はうちにある数百冊を全部再読して、いらないものはブックオフに売るため、ダンボール1箱にまとめました。一般書籍も整理して、読んでない本、読了して保存する本、読了してもう要らない本に分け、要らない本はダンボールに。こちらもダンボール1箱分。

 その後読んでない本を崩していったり、ブックオフのGWセールを利用して新しく買ったりして、結局PCがうちになかった期間で十数冊(単行本+新書・文庫)は読みました。1日1冊近いペースですね。今まで、どれだけの時間をPCに費やしていたのやら……



 つーことで、さくさく感想を。今年の8冊目。
さらば財務省!―官僚すべてを敵にした男の告白さらば財務省!―官僚すべてを敵にした男の告白
(2008/03)
高橋 洋一

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 著者の高橋洋一氏は、東大理学部数学科・経済学部出身の元財務官僚。『財投改革の経済学』という本も出していて、小泉政権の構造改革のブレーンとして活躍したことから、政界ウォッチャーの間ではそれなりに有名な存在だった。が、政権のブレーンとして活躍していた頃は、一般的な知名度はそれほどでもなかった。『財投改革の経済学』も、金融理論の専門家にはやさしい内容だったんだろうけど、門外漢の僕にはつらい内容だったので、本屋で手にとって、結局買わずじまいだった。

 そんな高橋氏が、安倍政権崩壊と同時に財務省をやめ、書いたのがこの本。タイトルからは浅薄な暴露本という印象を受ける(そして実際、シリーズ本の『さらば外務省!』はしょうもない内容だった)けど、本書の中身はかなり濃い。その主な内容は、『財投改革の経済学』で示された理論的部分を噛み砕いて説明し、それを高橋氏が関わった政策の時系列順に並べ替えた感じ。

 ALMというリスク管理システムを導入し、財務省を救った話。その後、財投改革、郵政民営化、公務員制度改革と、各政権の主要な政策を理論的な部分で支えた話が収められている。いずれのエピソードにおいても、「理論的に当然のことをしたまで」という、どこかとぼけた態度が面白い。

 「郵政民営化は、小泉氏がいなくても当然の結果だった」というくだりなどは政治家への忠誠心よりも自分の関心を優先させる人のようにも思えるけど、彼が忠誠を誓っていたのは、小泉政権においては竹中氏、安倍政権においては安倍氏だったのだろう。実際、この二名に対する筆致は他の人物に比べても好意的なものとなっている。

 最近は官僚をやめた人の、告発本がちょくちょく出版されている。中には『さらば外務省』の天木直人氏のような、ちょっとやばいだろ、という人材もいる(現在東大講師の原田武夫センセイも、著作を見る限りではあまり…)。しかし、佐藤優氏のようにすぐれた文筆家として活躍している人もいて、トータルで見て霞ヶ関の「人材」はそれなりに豊富なように思う。

 問題は、高橋氏も指摘しているように、「優秀な人を集めれば、すぐれた組織になるわけではない」ということ。国家のために存在する組織が組織の自己保身に走ったときには、人材が優秀であればあるほど、その結果がひどいものになることは目に見えている。

 そういう意味で、日本の公務員制度は、もっとちゃんとワークするものに改良される必要がある。僕個人としては民主党の政策を支持しないけれど、官僚の影響力を低下させるという一点においては、民主党に政権交代する意義もある。
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